治療の費用

長い目で見れば安くつく?保健適応外の治療

削らない虫歯治療のメリット

近年多くの歯科医院で取り入れられている治療法に「ドックスベストセメント」というものがあります。

この治療法は削らない虫歯治療と呼ばれる治療法です。虫歯部分を削らずに、どのようにして治すのかというと、ドックスベストセメントという虫歯を無菌化させる薬剤(セメント)を虫歯部分に塗布・充填することで、虫歯菌を殺菌、そのまま歯の再石灰化を促し治してしまうという画期的なしくみとなっています。従来の歯科治療のように歯をドリルで削らずに済むので、痛みが少なく、重度の虫歯でも神経を取り除くことなく治療ができる可能性が高まります。

当然、あの嫌な「キーンッ」という歯を削る音も聞かないですみます。治療回数も、従来の歯科治療とさほど変わらぬ1〜3回程度(医院や、虫歯の状態によって異なる)ですし、詰め物をしていた部分から虫歯が再発するリスクなどもなくなります。

保健適応外の虫歯治療

このようにいいことづくめの削らない虫歯治療(ドックスベストセメント)ですが、注意しておきたいのは、保険適応内での施術となる従来の虫歯治療と違い、ドックスベストセメント法が、自費診療に該当してしまうという点です。

大体歯一本の治療に治療費5000円ほどがかかり、複合的に詰め物や被せ物などをする場合はさらに別途費用が発生します。従来の虫歯治療なら歯一本1000円ほどというケースが多いので、健康保険適応の有無がいかに大きな影響を持っているかがわかるでしょう。とはいうものの、治療費5000円程度で削らない虫歯治療ができてしまうと言うのは、長い目で見ればリーズナブルと言えるかもしれません。

なぜならば、ドックスベストセメントをはじめとする削らない虫歯治療は、再発のリスクが少ないのでその分自身の歯を長持ちさせることができるからです。従来の削る歯科治療で安く治療ができても、詰め物はいずれ取れてきますし、そこから虫歯が再発していくケースは少なくありません。

歯を削り続けた結果、最終的には歯を抜かなければならなくなることも多いので、可能であればできるだけ歯を長持ちさせることができる削らない虫歯治療を選ぶことをお勧めします。